亀山島は宜蘭県頭城鎮の海岸から東に約10キロの場所に位置し、海にぽつんと浮かぶ火山島で、亀が浮かんでいるように見えることからその名が付けられています。世界的に有名な自然に関するウェブサイト「WHEN ON EARTH」では「世界で最もクールな島」の一つに挙げられています。東北角を訪れたら美しい海岸景色と雄大な巨石や岩礁以外に、フェリーに乗って宜蘭沖の神秘的な小島へ行くことができます。藍色公路を楽しみながら亀山島へ遊びに行きましょう。
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亀山島
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亀山島一角
亀山島の神秘を探索 島に上陸の旅
小さな島は魅力に溢れ、豊富な自然生態と歴史文化の古跡を擁します。島民の唯一の信仰の中心である「普陀巌」には現在、観音菩薩が祀られており、亀尾湖の対岸には龍に乗った観音菩薩の像が湖畔に屹立し、すべての生命を見守っています。亀尾湖を囲む湖畔の遊歩道を進むと、途中には亀山島の生命の泉である冷泉があり、台湾で唯一の自生ヤシ林と豊かで多様な動植物の生態を見られます。歩道上の大木は直径80センチを超え、地元住民からは神木として崇められており、かつては島の最高学府であった亀山小学校跡地や「島孤人不孤」と言われている著名なランドマークもあり、必見の撮影スポットとなっています。かつて軍が駐屯した時代を物語る軍用トンネル内はとても涼しく、暑い夏の季節には観光客が避暑する場所として知られ、トンネルの先には廃墟となった砦があり、天井にある密集したサイレンサーが当時の軍事的緊張感を漂わせていますが、遠くを眺めれば幻想的な青い海が広がり、島へのショートトリップでは歴史、文化、自然の洗礼を受けられます。
自分への挑戦 401高地の頂上を攻略
亀山島の最高地点はわずか 398 メートルですが、高さ 3 メートルの頂上にあるトーチカが加わり、「401 高地」と言われています。かつて軍事拠点であったこの場所は、亀山島の生態の美しさを鑑賞するための重要な歩道です。頂上まで登って景色を楽しむには、全長約1,300メートル、1,706段の石段道を約1時間かけて歩く必要があります。ゆっくりと階段を上って自然生態を観察するのがおすすめです。途中には豊富な生物や林相のほか、貴重な低海抜の原生林を見られます。見晴らしの良い山頂まで登り、展望台に立つと360度パノラマの島景色が広がり、亀の甲羅から亀の頭と尾の不思議な景色を楽しめます。天気が良ければ、東北角の山と海の美しい景色を遠望できます。
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401高台見下ろす
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亀山島でホエールウォッチング
海の精霊を探してー亀山八景を探索
亀山島近辺の海は遠浅が続き、魚群が多く集まり、台湾三大漁場のひとつであるだけでなく、クジラやイルカが多く出没する場所でもあります。その数は17種に及び、圧倒的な数量を誇ります。主にハシナガイルカ、ハンドウイルカ、子シャチ、オキゴンドウなどが挙げられます。ホエールウォッチングのベストシーズンは4月から9月末までで、亀山島を往復するホエールウォッチングボートに乗って、夏の海の冒険に出かけるのもいいでしょう。藍色公路でクジラやイルカの現在地の方向を確認すれば、次々と海から飛び出し、時には漁船とかくれんぼをする姿が見られます。また、非常に美しい海水のグラデーションも見逃せません。火山によってできた海底温泉から湧き出る海水は色が変化し、濃い層と淡い層が幾重にも重なっています。さらにミルクのような海水も見られ、ロマンチックで幻想的な光景を楽しめます。
大半のホエールウォッチングツアーには、亀山島の豊かな地質景観と神秘的な自然現象を体験するため、周辺の観光も含まれています。海底温泉、亀山島の硫黄の煙、亀の尾振り、眼鏡洞、亀岩断崖、亀の卵の伝説、亀山朝日、帽子をいだく神亀など、「亀山八景」と呼ばれています。珍しい亀山島の景色を一度にすべて見るのは簡単ではありません。その日の気候や潮の干満などの要因もあるので、伝説の八景はさらに神秘的なものとなっています。
交通情報
亀山島へ向かうフェリー乗り場は主に頭城の烏石港で、烏石港へ向かうには以下のいくつかの方法があります。
- 頭城駅から国光客運バスー壯圍沙丘線の緑18番線および葛瑪蘭客運バス-宜蘭勁好行131線に乗り換え。
- 国光客運バス-壯圍沙丘線緑18番線(頭城駅-宜蘭バスターミナル)→烏石港バスターミナルで下車。
- 葛瑪蘭客運バス-宜蘭勁好行131番線(礁渓駅-東北角風景区の外澳駅)→烏石港バスターミナルで下車。
- 【土日運行停止】国光客運バス1766番線(南方澳-烏石港バスターミナル)→烏石港バスターミナルで下車。
- 国光客運バス1877番線(圓山バスターミナル-国道1-烏石港バスターミナル)→烏石港バスターミナル。
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